皆さんは消費税に対しての印象は
いかがなものでしょうか。
直感的に、「好印象」と答える人は少ないかもしれません。
というよりも、税金徴収そのものに好印象が無いのでしょう。
その理由の一つとして、所得税などとのバランスです。
基準を収入に置いた課税(所得税など)とは異なり、
基準を支出に置いた課税である消費税は、
税徴収として公平とも言われていますが、
それも、双方の金額的なバランスが成り立ってこそ。
もう一つの理由が使い道。
25%もの消費税を徴収しているスウェーデンでは、
そのほとんどを福祉関連に充て、
高齢者に対し充実した福祉を実現しています。
税に対するスウェーデン国民の理解度も極めて高いとの事です。
つまり、公平に徴収される税金である上で、
使い道も公平であれば、理解されるものなのです。
日本では、平成27年までに
消費税率を10%程度に定めたいとの見解が
自民党の財政改革研究会から中間報告にて示されました。
その中間報告では、
「国民にすべて還元する」と社会保障財源化を明確にし、
税の名称を変えることも検討している模様です。
では、聞きたいのですが、
なぜ年金は受給資格者へ満足に支払われないのですか?
なぜ年金は受給資格者への給付以外に、
脳に障害を持っているとしか思えないような使い方をされているのですか?
なぜ10%の消費税が社会保障の財源にすると言って、
「結局そうはならない」と国民が思っていると理解できないのですか?
なぜ増税の前に、民主党の15兆円の捻出を見込んでいる
補助金改革を満足に検証もせず「埋蔵金伝説のたぐい」と切れるのですか?
確かに、民主党のマニフェストは、若干現実離れしている感はあります。
しかし、党の問題ではなく、増税に踏み込む理由を
もっともっと具体的に説明し、
「それじゃ、増税は必要だ」と国民に理解させてください。
・・・無理だな。
本音は21年度増税 消費税、政治状況を考慮 財革研報告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071122-00000080-san-bus_allPR